「巡る季節 廻る鯉」

清らかな魂は、四十九日で蓮の花から生まれる

この鯉もまた然り

蝉の声が聞こえる頃、稚魚は遊ぶように泳ぎ

秋になると、美しい尾びれを優雅に動かした

この鯉が泳ぐと

まるで後光が差したように水面に光が溢れた

季節は巡り、蓮の花は枯れ

鯉は水中深くに潜っていった

東京都台東区 正定寺収蔵 襖絵

「夢幻泡影」
さどの島銀河芸術祭2024